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『ジョン・カーター』T・キッチュ来日会見「肉体美は全予算投入のCGだ!」



2日(月)、映画『ジョン・カーター』の来日記者会見が都内で開催され、アンドリュー・スタントン監督以下、主演のテイラー・キッチュ、リン・コリンズ、主要メンバーが一堂に会した。終盤には“ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品”にちなみ、ウォルト・ディズニーと同じく12月5日生まれの小林幸子が応援に駆け付け、全員に花束を贈呈した。
実寸大の皇帝タルス・タルカスを見上げたスタントン監督は、「デフォーに似ていると思わない(笑)?」と爆笑を誘った後に、「10歳の時に初めて原作を読み、その時に一番感動したクリーチャー。そのイメージがずっと残っていて、その夢が今回叶ったのさ!」と万感の想いで今回の仕事を回想。これまでロバート・ロドリゲス、ジョン・ファヴローら名だたる映像作家たちが挑みながらも実現しなかった企画を任されたプレッシャーについては、「どの映画も簡単なことはないさ。大きな山を登るようなもので、今までだって未知の領域にチャレンジしてきた」と特別な重圧はないとしながらも、強いて言えば、「子どもの頃からの情熱で、映画として『ジョン・カーター』を観たいと感じていた。30年以上の情熱だよ!1人のファンとして温めていたものが自分のイメージで完全に描けるか、それがプレッシャーだった」と完全なるコンディションで撮影に臨めたことを満足気に振り返った。

冗舌なスタントン監督に触発されたか、肉体美を聞かれたキッチュは、「CGだよ。予算はすべてそれに使い切った」と真顔でジョークタイムへ突入。「スクリーンに映し出された時に、目に優しいものがいいと思った」と粋な発言を続けていたが、「準備の段階で、やらなければいけないことがわかって、トンでもないことに巻き込まれたと思ったよ(笑)。11か月間の食事制限とダイエットをして頑張った」とストイックな素顔も告白。しかし、キッチュとの二度目の共演を聞かれたコリンズが、「スクリーンテストの時に彼の横面をはたくシーンで、思い切り叩いていいと言ってくれたの。わたしはテキサス出身で、叩くことは得意!だからソリス役をもらえたと思う(笑)」と会場の笑いを誘うと、「『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で共演したけれど、彼女はすでに死亡しているシーンだったよ。だから僕らの相性はバッチリだったよね(笑)」と再度キッチュの舌は滑らかに!『シンデレラ』特注仕様の小林幸子の着物を見て、「ゴージャス!」と叫ぶなど、終始上機嫌のキッチュだった。


映画『ジョン・カーター』は、2012年4月13日(金)より、3D・2Dロードショー
 
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